新しい年を迎えましたが元日早々大きな地震が発生し能登に住まわれているたくさんの方々が被災なさいました。
震災被害に遭われた能登の皆様には心からお見舞い申し上げます。

震度７ともいわれる大きな揺れにたくさんの建物が倒壊しました。
これは震度の大きさもさることながら昨今の研究では「共振」が建物の倒壊に影響していると言われています。

建物にはそれぞれ固有の揺れやすい周期 ( 固有周期 ) があり、地震による揺れと建物が持つ固有周期とが一致すると「共振」が起こり、建物の揺れがどんどん大きくなってしまうのだそうです。

これまでの戸建て住宅は主に建物の強度を上げることで地震に対する耐力をUPしてきました。
これからはいかに共振による振幅の増加を抑制するかも視野に入れた地震対策が必要になりそうですね。

建築に携わる者の１人として、あらためて建物の安心・安全をどの様に施主様方に提供していくべきかを考えさせられました。

能登の皆様には１日も早く平穏な生活を取り戻すことが出来ますよう願っております。